Bronx Burning ブロンクス・バーニング

7/6レンタルリリース ゼイリブ

原題は'Urban Menace'。主演はスヌープ・ドッグ、共演にビッグ・パン、ファット・ジョー。そして物語の案内人としてアイス・Tも登場するギャングスタアクションです。監督はアルバート・ピュン。

ブロンクスのギャングのボスたちが次々に謎の死を遂げる。次は俺の番だと、フッドというチームを率いるクロウは現場に部下たちを差し向けるが帰ってこない。そこでチーム脱退の噂のあるキングを、女房を人質にして現場に向わせる事に。そしてキングがそこで見たのは、一年前にギャングの放火によって死んだ聖職者ケイレブだった!?

ヒップホップに詳しい人なら、何故2000年に急死した筈のビッグ・パンが出てんだYO! とお思いでしょうが、それもその筈1999年製作の作品でした。

しかし脚本が「バーバーショップ」で名を上げ、今夏も「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」の公開を控えるティム・ストーリーが担当してるんで、「クロウ」のパクリみたいな復讐譚だけど、結構楽しみに見てたんですが…。

これがもう、全然面白くなくて相当辛かったです。そういやティム・ストーリーは出世して以降は監督業に専念していて、一本も脚本を書いていないんだった。きっと脚本の才能が無いんでしょう。

到る所で出来が悪いんですが、一番の敗因は主人公のキャラクター。ダークヒーローっぽく、カッコ良くギャングたちを殺せば良いのに、武器は鉄パイプだし、追われると猛スピードで逃げるだけだし(このシーン長過ぎ!)。それに話しかけると意外と気さくなのも…。そこはもっとクールじゃないといかんだろう。

予告編にも出てくる銃撃戦のシーンだけは決まってるんですがねぇ。ちなみにビッグ・パンとファット・ジョーの演技は相当ヤバいです(w。

BRONX BURNING [DVD]