人造昆虫カブトボーグVxV#34

 リュウセイに届いた動物園からの招待状。果たして差出人は…?!
久しぶりの動物園にはしゃぎ回る面々。しかしケンだけは虎に脅され、カバには‘イェイェイェー! カバダカバーダー! バカダバカーダー! プルルルルルー!’とふざけていると鼻水鉄砲がバシャーン(‘うーん、バカん…’)、象にはキスマークといじられ捲り(w。そんな中、招待状を送った飼育係の低一(声/新垣樽助)が現われた。動物園一の人気者、白熊のピークを担当している彼に連れられた先は何と白熊の檻の中!? リュウセイはピークの七回目の誕生パーティーのゲストだったのだ。主役のピーク(声/下崎紘史)が登場しても企画の意図が今ひとつ掴めない面々。すると低一から衝撃の発表が! それはピークvsリュウセイのスペシャルエキシビジョンマッチだった! ‘ちょっと待って! 流石のリュウセイでもそれは無理だぁ’‘いくらボクシング東洋太平洋チャンピオンを倒せるぐらいの実力を持つリュウセイ君でも熊が相手なんて無理に決まってますよ’ 勝治たちからのクレームも笑って対応する低一。それは戦う種目がボークバトルだからだった。するとピークは素振り開始! 今日の為に練習を重ねたという低一。‘今までも様々なライバルたちと戦って来まァしたが、とうとう人間以外のライバルとォ’‘いつか来ると思っていたけどなぁ’‘いや、それは違う’‘えっ?’‘あいつ強敵だ!’ ピークの素振りを見て、その実力を看破したリュウセイ。‘パワーだけではなく相当なテクニックを併せ持っている!’ 外野がごちゃごちゃ言う中、対戦を承諾! ピークの巨体に圧倒されながらもバトル開始!
‘チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘バウバウバウ! バウバウバウ! バウバウバウバウ!’‘チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘通訳つきかぁ’ ピークのマシンの名はアイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウト! その圧倒的なパワーから触れただけで弾き飛ばされるのを見越して、まずは相手の出方を見るリュウセイ。見かけに騙されず、ピークの実力を察知したリュウセイに満足げな低一。‘何せピークは血の滲む様な努力を重ねて、ボーグマシンで訓練を続けてきたのですから’
しろくまぴーく!
しろくまピークは とってもかわいい ちいさなあかちゃんぐま でも おかあさんのピンクが ほんといまどきのくまで いくじほうきをしてしまいました’(朗読/中川里江) 唐突に絵本モードに突入して語られる低一とピークの成長の物語! 低一の努力で大きく成長したものの、人間の育てられた為に仲間外れになってしまったピーク。その寂しさを紛らわそうと低一がピークにプレゼントしたのがカブトボーグだった! 素振り一日三千回! チャージイン! メンテナンス! とうとう低一まで越えてしまったピーク! この感動秘話に勝治やケンは貰い泣き。気づけばリュウセイもウルウル状態!? ‘見える…見えるぜ…低一さんとピークの感動のドラマが!’ 戦意喪失かと危惧された瞬間、‘それはそれ、これはこれだぁッ!’ リュウセイ本気モード大爆発! ‘鬼だ…勝負の鬼がここにいる…’ だが低一がピークを激励すると、ピークの体からオーラが! それに呼応してギャラリーから起こるピークコール! マシンの動きも一変し、トムキャットが弾き飛ばされそうに!? ‘何が、何がそこまでピークを変えさせたんだ?!’‘絆でェす!’ 親代わりの低一との家族以上の太く固ァい絆で結ばれているとロイドさんが指摘。更にギャラリーの声援も巻き込んで、ピークのパワーは増大。このままではリュウセイが危ないと一計を案じる面々。‘こォんな時こそッ、私たちの出ばァんでェすッ!’ リュウセイがピークを後押しする正体不明のパワーに苦悶していたその時!? ‘リュウセイ! お前は一人じゃない!’ マントに身を包んだ三人。それを取ると、何と勝治はビッグバンのコスプレ! ケンはリュウセイのママ!(また女装?) ロイドさんはボケたグランパ! これには当惑するしかないリュウセイ。ギャラリーも失笑。しかし、これで肩の力が抜けたリュウセイ。‘決着をつけようぜッ!’ レッドアウトゴールデンマキシマムバーニング発動! 対するピークも最大の必殺奥義アークチックポーラービッグウェーブ発動! ぶつかり合う炎と氷! しかしリュウセイ完勝! だが低一の口から伝えられるピークのメッセージ。今日の健闘を称え合い、リュウセイに感謝! がっちりと握手&ハグ! ん、ベアハッグ? ボキッ!! リュウセイの絶叫でEND。
突然の絵本モードに爆笑。何気にケンの細かい名台詞も続出でした。脚本/大和屋暁

がんばれ!しろくまピース―人工飼育でそだったホッキョクグマの赤ちゃん

がんばれ!しろくまピース―人工飼育でそだったホッキョクグマの赤ちゃん

※一応、元ネタ本。