バンカー・ブレイク

7/6リリース プライムウェーブ
　原題は'Le Dernier tunnel'。1993年にカナダ・モントリオールで発生した銀行襲撃事件を基にしたクライムサスペンスです。全編フランス語なので、カナダ映画と言うよりケベック州映画と言った方が正しいかな。監督は「ブレイキング・コップス」のエリック・カニュエル。
伝説的強盗マルセルが出所。情婦のマギーには足を洗う事を宣言したマルセルだったが、その裏では早速かつての仲間に声をかけて“仕事”に取り掛かっていた。狙うのは移転間近の銀行地下金庫。二億ドルが眠る金庫に向って、下水道からトンネルを掘り始めたマルセルたちだったが…。
軽妙だった「ブレイキング・コップス」と比べると、こちらはグッとシリアスなテイスト。演出も手堅いし、つまらない訳ではないんですが、如何せん地味だったなぁ。主人公の情婦も保護監察官もどっちもオバサンだし、途中で起こるトラブルも予想の範囲内で…。
予想外だったのは銀行を襲撃してからの展開。特にラストは…。これは評価が分かれる所じゃないでしょうか。