シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ

それなりに期待してたんですが、正直微妙…。

敗因としては、狩られる若者たちが微罪で捕まった受刑者という設定にあるんじゃないかと。まともなヤツが一人もいないんで同情も応援も出来ないし、逆に凄いワルって訳でもないから殺られてスカっとしない。生きようが死のうがどうでもいいみたいな感じなんですよねぇ。

男どもはともかく、女優さんたちは皆そこそこのレベル(監督役のお姉さんも含めて)。でもその中でも一番微妙なコにケインが執着したのは、彼女がリタ似だったからと思うのは自分だけ? よく見ると余り似てないんですけどね。

そんな感じで、役柄的にはともかく、ケイン演じる殺人鬼に妙に親近感が沸いて、ちっとも不気味に見えないのも減点材料になった気がします。まるで回を重ねて顔馴染みになったホラーヒーローみたく。もっともこれはWWEを日頃見てない人には問題無いか。

ま、そんな事よりも、根本的に演出も脚本もどうしようもないってのがあるとは思いますが。

それと、せっかくのR-18指定(米本国でもR指定)なんだから、もっとエロ要素を入れれば良かったのに。と言うか、残酷描写も大した事ない様に見えたけどなぁ。