実録・大日本菊水会 双龍伝 完結編

昭和を駆け抜けた二人の龍、北村守氏と中村一議氏の姿を描いたアクションロマンの完結編。前作の感想はこちら

義父・笹川了平の口利きもあって大手百貨店会長・水谷(中田博久!)からの融資を引き出し、遂に念願のゴルフ場建設の夢を果たした北村守。だが完成するや否や、水谷は守に借金の返済かゴルフ場の引渡しを要求するのだった。まんまと罠にはめられた守だったが、家族や親友の中村一議からの励ましで、今度は自分の力でゴルフ場を作る事を決心するのだった。やがて義父・了平は亡くなったものの、その遺志を継いで事業を拡大していく守。一方の一議も、今や大日本菊水会の中心となって日本を良くする為に邁進していた。そんな時、バブルが弾けて…!?

あれれ…。結局、これといった山場も無く終わっちゃいました。最後も戦いはまだまだ続くEND。一応、アクション的なクライマックスとして菊水会と愚連隊の大立ち回りはありましたが。

主人公たちの立ち位置上仕方が無いんだろうけど、上手くいったと思ったら罠にはまっちゃうから、どうにもカタルシスを感じさせてくれないのが最大の不満点でしょうか。最後なんか萬田銀次郎でも出て来ないと収集がつかない様な状況だし。

流石に今回はキャストも地味目。悪徳弁護士役で諏訪太朗がチョロっと出てたくらいかな。