メリッサ・P 青い蕾

原題も'Melissa P.'。自身の過激な性体験記を綴ったという美少女作家メリッサ・Pの『おやすみ前にブラッシング100回』を映画化したイタリア映画です。

原作は未読ですが、ストーリーはほぼ一緒らしいので割愛。作家本人のインタビュー記事があったので、詳しく知りたい方はそちらを参照の事。

メリッサ・P 父の愛に飢えた娘の暴走

出版当時の書評や感想も調べてみたんですが、本気で‘感動しました!’とかあってビックリ。だって本作を見ただけだと、思春期特有の疎外感、孤独感を紛らす為にセックスにのめり込んでいくマセガキの自己破壊物語としか捉えられなかったんだもの。まぁ、この辺は脚色とか映画の作り自体が下手なだけかも知れないけど。確かに日記の文章を延々とモノローグで語らせ続けていく構成は酷いなぁって思いましたが。

この類の作品は見る年代によって捉え方が変わるってのはありますからね。女子中高生が見たら凄く面白いのかも知れません。

冒頭から、鏡に自分の裸を映してうっとり…というシーンから始まるし、ソフトなヨーロピアンエロス作品として見るのも一応はアリかな。

おやすみ前にブラッシング100回

おやすみ前にブラッシング100回

※原作本