人造昆虫カブトボーグVxV#22

世界大会に向けて英気を養って貰おうと、リュウセイにビーフシチューをご馳走するロイドさん。だがリュウセイがトマト、ブロッコリー、ピーマンを残しているのを見つけて烈火の如く怒りだした! ‘はっきり言おう! 食べ物に好き嫌いがあるボーガーは、世界大会に優勝出来ない!!’ 真ロイドさんに変身してないのにマジな声で説教するロイドさん。‘そういう伝説があるんでェす’‘ウッソぉ〜’‘ロイド、嘘つかなァい’ 世界大会で語り継がれる三つの伝説を語り始めた。伝説PART1! 1943年、第10回ボーグバトル世界大会の優勝候補、ソビエトツンドラスキーはバターが大嫌いだった。世界大会決勝当日の朝食に出されたバターを床に放り捨てたツンドラスキー。だが席を立った瞬間、バターで足を滑らせて永遠の眠りについたのだった…。伝説PART2! 1964年、第17回世界大会の絶対的優勝候補、インドのダラダーラはホウレン草が嫌いだった。それを知った対戦相手は体中にホウレン草を装着。それを見たダラダーラは脂汗をダラダーラ。そのまま汗に流されて会場を後にし、不戦敗したのだった…。伝説PART3! 1985年、第25回世界大会はアルゼンチンの天才ボーガー、ブエノスの大会になると言われていたのだが、彼はジャガイモが嫌いだった。この大会の開催地ドイツではジャガイモが大豊作。空港にまで山と積まれたジャガイモを見たブエノスは、足を踏み入れる事も無く大会を後にしたのだった…。だが、リュウセイに優勝して欲しいからと心を鬼にして語ったロイドさんの言葉に、リュウセイは耳を貸さずに飛び出してしまった! 困り果てるロイドさん。しかしリュウセイの野菜嫌いを克服する為にある秘策を思いついた! それは野菜嫌いの子供たちの為に知り合いの農家(ボーグ農園!)が開発した野菜ボーグを使う事だった! 通販で取り寄せた野菜ボーグを使って練習試合をする事にしたロイドさん。コンビニの前に座り込み、カップ麺をすすっていたリュウセイ(まさにDQN体質!)を、勝治とケンが説得。いつもの公園で練習試合開始! ‘ルールは判っていると思うので…’ それは言っちゃダメだろ、勝治(w。最初はロイドさんがピーマンボーグをロイドさんが駆って勝負! 始めは‘子供騙しだ’とバカにしていたリュウセイだったが、嫌いなピーマンから目をそらした瞬間、不意打ちを喰らい敗北! 目が空ろになってショックを受けるリュウセイ! まだ‘実力で負けたんじゃねぇ!’と負け惜しみを言うリュウセイに対し、今度は勝治がトマトボーグで勝負! 大嫌いなトマト相手に勝ちを急いだリュウセイ、今度は自爆! ますます目が空ろに!

苛つくリュウセイ。三戦目はケンのブロッコリーボーグが相手だが、ケンは一呼吸置いてチャージイン。ケンの一言一言にたて突くリュウセイ。遂にはケンの顔がブロッコリーに見え始めて発狂! 勝負も完敗! ‘リュウセイ君!’‘ロイドさん、もう何も言わなくていいです。これがボーグバトル世界大会に置ける食べ物の好き嫌いがある者は優勝出来ないという伝説なんですね? 伝説なんですね? ですね??’ 無言のロイドさん。‘ロイドさん、少しは喋った方が…’‘リュウセイ君が何も言わなくていいと言うから…’ 掟破りの逆言葉尻捉え! とにかく観念したリュウセイの野菜嫌い克服作戦がスタート! だが体が受け付けない! ‘そうだ! ウチの親父が食欲無い時…’ ケンの父親は食欲が無い時、餃子、チャーハン、レバニラ炒めをジューサーでミックスジュースにして飲み干していたのだ…。純度100%の野菜ジュースを作り、リュウセイに薦めるケン。しかしリュウセイは気持ち悪がって飲めない! それをお腹が満腹なせいだと勘違いしたケンは、リュウセイに死のロードトレーニングを課す! 〆は夕陽に向って絶叫! 腹をすかせて帰って来たリュウセイは野菜ジュースを一気飲み! 野菜嫌いを克服し、皆に感謝するリュウセイ。全員涙ぐんだままEND。ボーグバトル世界大会まであとひと月!

出だしはともかく、終盤は至ってマトモな話。他のアニメの番外エピソードでも通用しそうなくらい。てっきり、他にも嫌いな食べ物があって…ってオチだと思ったんだけどなぁ。脚本/浦沢義雄

気を取り直して、遂に待望のDVD化が決定! 発売日は5/25!! 詳しくは現在発売中のてれびくんの付録DVDを参照の事。

てれびくん 2007年 04月号 [雑誌]

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しかし、リリースするメーカーがSUPERVISION×イーネットフロンティアと言う事で、レンタル版はTSUTAYAオンリーになりそうな悪寒が…*1。いやッ! 俺は夢を諦めない!! もし発注出来たら全身全霊で押し捲るゼッ!!!

*1:あした天気になあれ」「発明BOYカニパン」がこのパターン。