コペルニクス・コード

4/6リリース プライムウェーブ

原題は'Delta Team - Auftrag geheim!'。邦題から何を今更「ダ・ヴィンチ・コード」の二番煎じ作品を…と思ったら、ドイツ製TVアクションシリーズのパイロット版でした。

フランス大使によるバイオ企業への視察に暗殺予告が! すばやく対テロ特別チームが警備に当たるが、大使は辛うじて救ったものの、研究者やチームのメンバーの命を失ってしまう。更に暗殺者を逮捕してみると姿形が全くの別人!? DNA等で証明しようとするも、証拠は何者かによって汚染されていた。この大失態にチームには解散の命が下される。しかし、暗殺者が変装の名人として欧州中に知れ渡る名うてのテロリスト、ポペスクと判り、極秘裏にチームの精鋭たちに再結集の命令が下された!

再結集したメンバーは頭脳明晰、沈着冷静なリーダー、格闘技の達人の綺麗なお姉さん、無鉄砲な兄ちゃんというベタな布陣。しかし彼らが隠れ蓑代わりにしている大道芸人たちが、それをフォローするという設定がちょっと面白い。

リンクしたIMDbを見て貰えば一目瞭然、実はこの作品の製作は1999年(20世紀!)。確かにそう言われて見れば光ディスクとか全く出て来ないし、全体のテンポもゆったりめな感じでしたが、知らなきゃそれ程気にならないレベル。と言うか、そんな昔の作品とは思えないくらいにちゃんとしてるし、結構面白かったです。

で、結局何が“コペルニクス・コード”なのかと言えば、途中事件の謎を解く鍵として古文書“光輝の書”が唐突に出てきて、そこに記された暗号を解くと…という場面が。正直このシーン、いらないと思うんですが、ひょっとしたらシリーズ全体がそういうテイストなのかも知れません。

ラストはパイロット版だから当然ですが、戦いはまだまだ続く系の終わり方。続き出ないかなぁ、出ないだろうなぁ…。

コペルニクスコード [DVD]