第三種接近遭遇 クローズ・エンカウンター
原題は'The Hunt'。タイトル通りの第三種接近遭遇モノ。監督は「チルドレン・オブ・ザ・コーン」のフリッツ・カーシュ。
鹿の狩猟ビデオで一山当てようと目論むジャックは、幼い義理の息子クリントとカメラマンのアティと共に、一日借り切った狩猟用の牧場に入る。仕留め損なった鹿を追う内に鉄条網が付けられたフェンスに辿り着いた三人は、鹿がフェンスの向こうに入ったと考え、侵入する。やがて奇妙な施設を発見し、ここがただ事ではない場所だと直感。ジャックはクリントと共に撮影を諦めようとするが、アティだけはスクープが撮れると続行を主張する。そうこうする内に、彼らを謎の光が包んで…!?
実はこの作品、行方不明になった撮影隊が残したビデオテープを手掛かりに、クリントの実父(クリフ・デ・ヤング)がカメラ片手に捜索するという構造になってます。
別にそれは良いんだけど、撮影隊の様子がそのビデオテープの映像(要するに擬似ドキュメンタリー風って事)じゃなく、普通の劇映画だからイマイチ迫力に欠ける。しかも捜索側までその様子を撮影してるから訳が判らない。普通に撮影隊が擬似ドキュメンタリー風、捜索隊が普通の劇映画って感じに分けた方が良いと思うんだけどなぁ。これは最後まで理解に苦しみました。
これでエイリアンまでボヤかして終わりなんじゃあ? と疑ってたんですが、これはちゃんと登場するんで一安心。そのCGも低予算ながら悪くはないし、役者のレベルもそこそこなんで、返す返すも構成部分がちゃんとしてればと思わずにはいられない、ちょっと残念な作品です。
- 出版社/メーカー: ニューセレクト
- 発売日: 2007/03/02
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