沈黙の傭兵

沈黙の傭兵 [DVD]
3/9リリース アートポート
 最近はバーバパパばりに、戦う相手を求めて世界を回ってるスティーヴン・セガール。そんな彼が今回戦いの舞台に選んだのは南アフリカケープタウン! 「沈黙の脱獄」でも組んだドン・E・ファンルロイ監督による、米本国ではビデオスルー扱いだった戦闘アクションです。
独裁政権打倒の為にアフリカの小国に派遣された最強の傭兵シーガー。だがこの戦いは、汚職CIA捜査官ドレシャム*1と闇のフィクサー、チャペル*2 が利権と私腹を肥やす為のものだった。更に長年の相棒まで失ってしまい、未亡人の下を訪れ、彼女と息子を守ると誓うシーガー。そんな中、チャペルから新たな仕事の依頼が。それは四日以内に大物武器証人の息子を南アの刑務所から脱獄させるというものだった。断るシーガーだったが、卑劣にもチャペルは未亡人とその息子を人質に取って強要する! しかも、この仕事の裏にも宿敵ドレシャムの影がちらついて…。
冒頭の内戦シーン、中盤の脱獄シーン、そして何故かセガールを銀行強盗するシーンと、迫力あるアクションの見せ場が連続! 何時ものセガールが強過ぎて相手に同情してしまう殺陣も大盤振る舞い! でも、それが上手く繋がっているかと言うと…。大体、こいつは殺っちゃあ不味いんじゃ? って人まで情け容赦無くボコっちゃいます(w。
繋がりが無いと言えば、最近のアクション映画には欠かせないエキゾチック美女なヒロインの行動原理も良く判らなかったなぁ。
結論としては、場面場面は良いんだけど深く考えると訳が判らなくなる典型的B級アクションでした。

沈黙の傭兵 [DVD]

沈黙の傭兵 [DVD]

*1:ご丁寧にも"CIA DIRTY DEEDS MAN"という英語クレジットが!

*2:同じく"BACK OPPS PRODUCER"のクレジット。