兄弟 ヒョンジェ

兄弟~ヒョンジェ~ [DVD]

兄弟~ヒョンジェ~ [DVD]


※予告編
 日韓合作によるヤクザVシネマ。主演は白竜!
跡目争いの内部抗争で、実の親の様に慕っていた組長を殺された山本(白竜)。この殺しを裏で画策していた三浦(小沢和義)が韓国・釜山に匿われている事を知り、彼もまた釜山へと渡る。実は山本はこの街の生まれで、男と共に消えた母を追って13歳の時に日本へ渡ったという過去があった。そして三浦を匿う地元のヤクザ組織・海川組きっての切れ者、カルセこそ、かつて生き別れになった弟だった…。
全編に渡って釜山ロケを敢行。そして白竜、小沢、山口祥行以外のキャストとスタッフはほとんどが韓国サイドの面子。お陰でVシネマ独特のテンポの良さが無くて、どうにも乗れない作品でした。かと言って、今の韓国映画の洗練された感じでもなくて、まるで韓流ブーム以前の田舎臭いテイストなんですよねぇ。
結論としては、韓国で朝鮮語をベラベラ喋る白竜というシチュエーションくらいしか見どころは無し。あ、自分たちが育った養護施設を訪ねるとボランティアと間違えられ、子供の世話をするシーンは貴重かも。でも、施設を一人で切り盛りするお嬢さん(ちょっと美人)が地元ヤクザに因縁をつけられてると颯爽と現れて…という1970年代のTVドラマみたいな場面もありますが、これはこれで(w。だって釜山の街並みが実にこういう古臭い演出にハマってるんだもの。