実録・九州やくざ抗争 誠への道 完結編

九州・大牟田を舞台にした実録ヤクザアクションの完結編。監督は石原興。前作の感想はこちら

昭和58年。激化していた村富一家と大場一家による抗争は、浪岡政治(大沢樹生)が収監されている間に、村富一家の勝利で終わる。遂に大牟田を制圧した村富一家。平和な時代が訪れるかに思えたのだが、更に上を目指す二代目・田宮(永澤俊矢)の横暴な態度によって一家内に内紛の火種がくすぶり始めていた。時を同じくして浪岡が出所。そして時代は昭和から平成へと移り…。

前作同様主人公の筈の浪岡は余り目立たず。横暴な親分を諭したりはするものの、基本的にはじっと耐えるばかりで見ていてちょっとストレスが溜まりました。この辺はモデルになった人がそういう人なのかな?

完全フィクションでこの流れなら、当然最後に怒りが爆発して親分に…!となる筈ですが、何とその役目は突如登場する清水アキラがやっちゃってビックリ。しかも拳銃捌きがまるで西部劇ごっこみたいで締りが無くて…。

他にも本作で初登場の脇役クラスが妙に豪華。竹原慎二島田洋八ゆ〜とぴあピース、そして何と清水健太郎が登場! 出番は一瞬でしたが、何時の間に出所したんだよ! 更に何故か松永浩美まで! そうあの元阪急の! これが本作の一番の見どころかも知れません(w。