人造昆虫カブトボーグVxV#9

 宿題を忘れ、班長の相馬友子(声/山田茉莉)に説教されている石田一(声/永井幸子)。それを見ていたリュウセイとケンは自分が友子に叱られている姿を妄想してウヘヘヘ…。こいつらの将来が心配です(w。ロイドさんの店に行くと、ボーグセンター、略して‘ボーセン’に不良主婦のオバサンボーガーがたむろしているから危険だと忠告される。‘どうして野菜やフライパンを持ってるの?’‘オバサンボーガーだかァら’ そんな事をダベっていた所に何と友子が来店! ‘お、俺に何か用か?’‘俺にだよな!’‘あなたたちの様なボケで下品な男子には用は無いの’ リュウセイとケンを華麗にスルーして、何故か勝治を店から連れ出してしまう。友子が語るには、石田一の母親(高乃麗)も不良主婦のオバサンボーガーになって家事を放棄。その為に一は家事をする為に宿題をする時間が無くなってしまったのだ! ‘ボーガーを救えるのはボーガーしかいないわ!’ オバサンを立ち直せるように勝治に頼み込む友子。それを盗み聞きしていたリュウセイとケン。最初は乗り気じゃなかった二人だったが、オバサンを立ち直せれば友子がキスしてくれるかも?という勝治の甘い囁きにあっさり陥落。オバサンがいるという二丁目のボーセンに向かう三人。しかし、店の前にはウンコ座りしながら濁った目で睨みつけるオバサンボーガーが! 流石のリュウセイたちもガクブル状態。勇気を振り絞り、母親の行方を聞くと一触即発の雰囲気に! しかしそこに一人のオバサンボーガーが! ‘姐御ッ!’ 現われたのは町内最強のオバサンボーガー、一の母親だった!
土下座までしての説得に、ボーガー生命を賭けて対決する事になったオバサンと勝治(リュウセイとケンも巻き添え)。ところがルールの確認の際、レフェリーのロイドさんに突然のお色気作戦! 何とオバサンだけチャージ4回になってしまった! ‘そんなの反則です!’‘いや、反則ではあァりません。おまけを求めるのはオバサンのテクニックのひとォつです’ 何故かオバサンの肩を持つロイドさん。まさか熟女フェチ? 不満を残しつつバトルスタート! 勝治優勢かに思えたが、オバサンが突然後ろを向くとゴールデン・オバサン・ファイヤーがバック走行>ヒップアタック! ‘割り込みもオバサンのテクニックだァ!’満員電車でも強引に座席に座るのを応用した恐るべき技! ‘ごぉめんなさぁい!’ 勝負が長引くのは不利と考え、速攻に切り替える勝治。いざ必殺技!と思った瞬間、オバサンからトイレタイムの申し込み! ‘勝手にバトルを中断なんてアリですか?!’‘アァリです!’‘どうして?!’‘オバサンだから!’‘あのオバサン、どんな手を使って来るか判らないぜ’‘こんなヤツと戦いたくない!’‘それがオバサンの作戦でェす! ボーグのテクニックは高度ではないけェれど、その心理、メンタル、作戦はずば抜けていまァす!’ そして勝治の隙を見て必殺技を繰り出した! ‘ストリートバーゲンセールフラッシュ!’ エレクトリカル・スピードワゴンの上空に浮かび上がるバーゲン品の山! それを見た他のオバサンボーガーがわらわらとボーグを投げ入れた! 囲まれ、身動きが取れないスピードワゴン! ‘ス、凄ォい! バーゲンセールと聞くと奪い合うオバサンの特技を利用した作戦でェす!’‘卑怯だよ!’‘オバサンの辞書には卑怯という文字は無い’ 豪快に高笑いするオバサンたち! ‘出ました! あれは恥も外聞も無いオバサン笑いですッ!’ ボーガー生命の危機を感じたリュウセイとケンは、オバサンに恥らいのあった若い頃を思い出して貰おうと、石田家に行ってアルバムを持って来る事に。そしてアルバムをオバサンに叩きつけるが作戦失敗! 何とオバサンは元ヤンキーだったのだ! いよいよ調子に乗るオバサン! ‘ぶっ飛ばせ! ゴールデン・オバサン・ファイヤー! 決めるぞ、ローリングスピードハイテンション!’ スピードワゴンを大きく跳ね上げ、勝負あったかに思えたその瞬間! 勢いに乗り過ぎて自ら場外に! ‘ボーグに勝って勝負に負けた…。お前たちも覚えておくんだよ、不良主婦のオバサンボーガーの惨めな姿を…’ 潔く負けを認めて家庭へ帰るオバサンたち。目出度し目出度し。翌朝、友子から感謝される勝治。‘宿題する時間が出来たね!’‘ううん、私とデートする時間が出来たの!’ 何と友子と一は付き合っていたのだ! 勝治、失恋の男泣き! 龍昇軒(名前が判んないから勝手にこう呼ぶ事に決定!)でギョーザヤケ食いでEND。
脚本/浦沢義雄だったんですが、#7に続いてイマイチな出来。演出まで韓国の人だったけど、浦沢脚本のツボをちゃんと理解してたのかな? ええぃ、浦沢脚本回はナベシンを呼んで来い! ナベシンを! でも、次回は何とリュウセイの兄貴登場!?