人造昆虫カブトボーグVxV#7

 Speed Speed Speed!
石川賢死去のショックを「カブトボーグ」でぶっ飛ばすゼッ!
行けぇー! 俺のトムキャット・レッド・ビートル!!
リュウセイたちのクラス、初披露! しかしリュウセイは筆箱を理科室に忘れてしまった! 勝治に借りようとするリュウセイに隣の席の女子、板里網子が鉛筆を差し出す。思わず頬を赤らめるリュウセイ(w。放課後に返そうとするが鉛筆から漂う不思議な匂いに気づき、更に勝治&ケンに呼び止められて失敗。しょうがなくロイドさんの店へ行くと大型回転寿司店・釜山港開店記念カブトボーグバトルのポスターが! そこには‘天才美少女ボーガー、ベネチア*1vs天才少年ボーガー、天野河リュウセイ’の文字!! ロイドさんに問いただすと、明日トゥモロー開店する釜山港のオーナーに頼まれ、急遽思いついたのだと言う(ちなみに選手の選出はくじ引き!)。出場をゴネるリュウセイだったが、勝利者は回転寿司食べ放題と聞いて特訓開始! 勿論、素振り1000回(w。‘ペペロンチィ〜ノッ!’ そこに突如、対戦相手にしてイタリア貴族の末裔、美少女仮面ベネチアンが現われた! 負けじとリュウセイも紙袋を被って‘天才美少年覆面ボーガー、天野河リュウセイ!’ にらみ合う2人だったが、リュウセイがベネチアンから漂う匂いに気づき、思わず鼻をクンクン。これに怒ったベネチアン、‘ボンゴォ〜レッ!’と捨てゼリフの残して退散。匂いが気になるリュウセイが後を追うと、川辺に止まったゴンドラ船に作られた掘っ立て小屋に入るベネチアンの姿が。ベネチアンの正体は同じクラスの板里網子(いたりあみこ…)だったのだぁ!!
小屋には網子の幼い弟と妹が。お腹の虫が鳴り出した2人だったが、これはオナラだとやせ我慢。‘お腹が鳴る程、お腹がすいていたなんて今時珍しいくらいの貧しさ…’ 思わずリュウセイも絶句。しかも網子が出した食事はオリーブオイルをかけただけの素パスタ! 口では美味しいと言いつつも食が進まない弟たちの姿を見て網子の目に涙が! リュウセイも男泣き。更に小屋には病床の祖父、祖母が! 更に更に両親まで病に伏せっていた! 鉛筆の匂いがオリーブオイルの匂いなのに気づくリュウセイ。腹をすかせる家族にお腹一杯の寿司を食べさせようと夕陽に明日の勝利を祈る網子。それを見たリュウセイは完全に熊本農林戦の星飛雄馬状態(w。
翌日、遂に始まったバトル。‘サンタル〜チア・ポマド〜ロ・ルネッサンスに栄光あれ!’勝治とケンはリュウセイの様子がおかしい事に気づく。‘チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘ チャージ3回…フリーエントリー…ノーオプションバトル……’ 完全に押されているリュウセイ! 思わず詰め寄るケン! そしてベネチアンの勝利宣言! かつてベネチアの貴族だったベネチアンの先祖。コロンブスの米大陸発見の二十年後、アメリカへの移住を決意してゴンドラ船で出発したものの、嵐に遭い日本に流されてしまったのだ! ‘苦労してるんだなぁ…’‘そんな目で私を見ないで!’‘ベネチアン、君に日本の偉い人の言葉を送ろう。同情無き同情は同情とは言わず、同情する同情を同情という!’‘どなたのお言葉ですか?’‘柳川ドジョウ!’ ドジョウの言葉を送るとは!と烈火の如く怒り出すベネチアン。その姿に吹っ切れたリュウセイ! ベネチアンパスタクラッシュvsピクルスバージリアシャイン! リュウセイ完勝!! ‘アラビア〜タッ!’ 回転寿司はケンや勝治に譲り、再びゴンドラ船に向かうと、焼肉屋も経営している釜山港のオーナー(やっぱり…)に焼肉勝負を持ち掛けようと張り切る網子の姿が。いつでもバトルを受けると誓うリュウセイ。一番星が光ってEND。
ネタ(脚本/浦沢義雄)もゲスト(声/宍戸留美)も良かったけど、何故かテンポが悪くてノリ切れなかったです。演出もそうだけど、絵が酷くてねぇ。作画も美術も順調に劣化してますな。ちょっと勿体無い回でした。

*1:OPに登場するポワトリンみたいなの