ザ・マークスマン

ウェズリー・スナイプス主演のミリタリーアクション。米本国ではビデオスルーだった作品ですが、日本では劇場公開したんですね。

ロシアの核施設がチェチェンのテロ集団に占拠されて、そこにいたアメリカ人科学者を助け出すのにウェズリー以下の特殊部隊が駆り出されるという、この手の映画にはありがち過ぎる設定。

ウェズリーには過去の戦争で傷が…というのもありがちですが、それをふまえての誰も寄せ付けない孤高の戦士なのか、単なる凄腕なのか、その辺のキャラ作りが曖昧だった気が。だって若造にも最初から声をかけたりして優しいんだもん(w。当然、実はそいつが…という展開を予想したんだけど、そんなのも無し。

曖昧と言えば、ウェズリーが唯一信頼してる女性司令官との関係もよく判らなかったなぁ。それに娯楽作なら彼女をもっと若くて美人にすべきじゃないかと。まぁ、あのくらいの妙齢じゃないとウェズリーが信頼するリアリティは無いんだろうけど、そんなの求める作品じゃないでしょ?

結局、ビデオスルーなのが当然の薄い出来。ウェズリーもこのままVシネ男優に落ちぶれてしまうのでしょうか…。