プラネット・オブ・ザ・デッド

プラネット・オブ・ザ・デッド [DVD]

プラネット・オブ・ザ・デッド [DVD]

原題は'Raiders of the Damned'。「モブスターズ」のリチャード・グリーコ(最近はリチャード・グリエコって言うの?)主演のゾンビ映画です。

第三次世界大戦、核兵器と細菌兵器'9-X'を軍が同時に使用した為に人類はゾンビ化してしまった! しかも調査に向かったクロウ大佐までゾンビ化し、彼の指揮の下で軍隊まで結成してしまう。僅かに残った人類は対ゾンビ研究を始めるが、その責任者であるウェルズ博士がゾンビ軍に拉致されてしまった! 代わりの責任者になった基地外科学者(グリエコ)によって一癖も二癖もある精鋭が集められ、救出作戦が開始されたのだが…。

これは安い! 冒頭のヘリ撃墜シーンはほとんどがショボいCGで、墜落するヘリは安物のラジコン…。救出部隊のマシンガン攻撃もマズルフラッシュのCGとSEを重ねただけで、爆発はおろか弾着すら無し!

ゾンビ化すると精子の活動は停止するのにヘンなものがあそこから飛び出して女性を妊娠させられるというトンデモ設定もあって、博士と一緒に拉致されたブロンド助手がドレスに着替えさせられた上で大佐にレイプされるというシーンもあるんだけど、何故か脱がない! これも脱いでくれる女優を準備する金も無かったという事なんじゃないかなぁ。

【以下、ネタバレ】


そして、そんな設定があるのなら救出には成功したけれど助手のお腹には…というありがりなラストを想像するじゃないですか? ところがビックリ、最後はグリエコの訳の判らない独白で終了…。