人造昆虫カブトボーグVxV#1

 何じゃ、こりゃぁ(w。基本的には世界を賭けた戦いを何故かお子様ホビーでやってしまうというコロコロ&ボンボン系ホビー販促アニメなんですが…。
設定はベタ中のベタ。主人公・天野河リュウセイ(勿論レッド)の仲間は、優等生(ブルー)に番長タイプ(イエロー)、そしてカタコト日本語の眼鏡のお兄さん(当然カブトボーグの事なら何でも知ってる、はず)。敵は黄金の仮面を付けた上半身裸のオッサン。そんなオッサン、ビッグバンが決勝を前にリュウセイに断言する。‘今のお前では私には勝てない!’ その言葉にショックを受けて完全寝不足、お腹もユルユル、グロッキー状態で決勝に臨むリュウセイ。しかし‘き、君はクラスのマドンナ、さやかちゃん!?’ ヒロインの登場で俄然張り切るリュウセイ。ボーグの激突で破片が飛び、ビッグバンの仮面が割れた! その正体は…何とリュウセイの父だったぁ!!
えーっと、これ第1話ですよね? 絶体絶命の時に走馬灯の様に駆け巡る回想シーンって何時やったの? 本当は最終回? とまあ、一話の中にこの手のアニメの定番ネタを全てぶち込み、更にテンポ良く描いていくんで笑いっ放しでした。第2話のサブタイトルもいきなり『さらば友よ…』と飛ばす飛ばす!
更に所々にヘンな要素も。準決勝の相手の必殺技が、ボーグから浮かび上がった綺麗なお姉さんが喋る各国語が言霊となって襲い掛かる、その名も‘最大奥義! ワンハンドレッド・トランスレーション!'だったり。多分パロディと言うよりもメタアニメとして狙ってやってるね。
作画は半島系なので余り期待出来ないとは思いますが、脚本・構成が大和屋暁なので今後も期待大! 来週からアニマックスでも始まるし、ホビーアニメ好き&ネタ作品をお探しの方には必見かもね。