ザ・フォッグ

ジョン・カーペンターの佳作ホラーのリメイク版。

ストーリーはカーペンター版とほとんど一緒。でも、良くも悪くも平凡な今風ホラーになってて、余り怖くありませんでした。

カーペンター版の良さって、霧と一緒にジワジワと亡霊たちが街にやって来る怖さだと思うんだけど、今回のはダラダラとメリハリ無く来る感じ。またカーペンター版のは構成がかなりシンプルだったと記憶してるんですが、それに比べて中途半端に色々な描写が入るのもダメな点かな。

カーペンター版でエイドリアン・バーボーが演じていたDJ役をセルマ・ブレアジェイミー・リー・カーティスの役回りを「LOST」のシャノン役のマギー・グレイスというダブルヒロインのキャスティングはアリだと思いました。それに比べて一応主役のトム・ウェリングの役に立たなさ加減と言ったら…。クラーク・ケントの癖に!

それにしても11月後半から12月前半にかけてホラー映画のリリースが多過ぎ! 本作の他に、「サイレントヒル」「ブラッドレイン」「ディセント」「デビルズ・リジェクト」等々。この期間に超ビッグタイトルが2本*1も出るから、この辺でお茶を濁そうって事なのでしょうか。

お陰で12月下旬にビッグタイトル*2が滅茶苦茶重なってしまって、今から戦々恐々としています…。

*1:海賊もののアレとスパイもののアレ

*2:既に告知のあった「LIMIT OF LOVE 海猿」の他に、ヒーローものが2本、東京で車もの、マイアミで刑事もの、ジャンプ原作もの(某放送局が独断でTV放映を決定した為にリリースは来年に延びるそうです…)、沈没もの等々