スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル
原題は'Películas para no dormir: Cuento de navidad'。監督は本邦初登場の人。
クリスマスシーズンのとある田舎町。森の中の大穴に落ちたサンタの格好をした女を見つけた悪ガキ五人組。警察に連絡に行くと、その女が銀行から200万ペセタを強奪した逃亡犯である事を知る。何とガキどもは大金をせしめようと逃亡犯を追い詰めていくが…。
「ベスト・キッド」に夢中だったり、仲間を「特攻野郎Aチーム」の名前で呼び合ったり(紅一点は何故かレイア姫)。ジュブナイル系のコメディホラーかなぁと思ったら、ガキどもの邪悪さがどんどんエスカレート。兵糧攻めにしたり、ゾンビ映画*1を真似してヴードゥーの儀式をしたり。
流石に仲間割れ寸前まで行った所で本当に女が死んじゃった! しょうがなく警察を呼ぶと穴の中に死体が無い!! 終盤はまさに‘サンタが殺しにやってくる’状態に。しかし一番「ベスト・キッド」にハマってた眼鏡君(当然ボケキャラ)の鶴の構えから蹴り一閃決まった!と思ったら…。
少々後味は悪いですが、中々良い〆だったと思います。
スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル [DVD]
- 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
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*1:映画内映画の「ゾンビの襲来」。いかにもなB級ぽさが良い出来。