デス・バレー ブラッディ・ビルの復讐

原題は'Death Valley: The Revenge of Bloody Bill'。南北戦争時代の実在(?)の南軍ゲリラ、‘ブラッディ・ビル’ことウィリアム・アンダーソンが北軍の村で大量虐殺した史実(?)を基にしたゾンビホラーです。監督は「案山子男」「エメラルド・カウボーイ」で撮影監督を務めたバイロン・ヴェルナー。

車で旅をしていたバカな若者たちが不注意から人をはねてしまう。しかし被害者は極悪犯罪者で、相棒との待ち合わせ場所に運んでくれるカモを探す当たり屋行為だった。犯罪者に脅され、不気味な雰囲気が漂う村に足を踏み入れる若者たち。サンセット・バレーという名のその村はかつてブラッディ・ビルが大量虐殺を犯した村だった! そして、彼らがそこで見たのはゾンビと化した村人たちとブラッディ・ビルだった!! 不死身のブラッディ・ビルに次々と仲間たちを殺されて…。

例のTHE ASYLUMのクレジットを見て頭を抱えそうになりましたが、意外にもOPからギターロックの轟音にのせて軽快なテンポで描かれていくんでビックリ。お陰で怖さは余りありませんが退屈はしませんでした。

この監督、結構才能あるかも? 但し、低予算映画の悲しさか、エキストラへの演技指導が徹底してないのか、ゾンビがノロノロ歩く正統派がいたり、俊敏に動く今風のがいたり。

THE ASYLUMの定番を外して女の子が誰一人脱がないのも意外。全員ムチムチの格好なんだけどなぁ。