アメリカン・ソルジャーズ

9/2リリース プライムウェーブ
　原題も'American Soldiers'。「ホテル・ルワンダ」での国連軍は悲しくなる程に無力でしたが(大将はニック・ノルティなのに!)、これはイラク戦争後に駐留している米軍のある一個小隊の一日を描いた戦争モノです。監督は「アイアン・イーグル」のシドニー・J・フューリー。
2004年4月12日、パトロール中にイラク兵の待伏せ攻撃を受けた一個小隊。指揮官である軍曹が重症を負う中、若い兵士たちは自力で基地に帰還するべく奮闘する…。
一応シリアス系なので珍道中とか言うと不適切ですが、出来の悪い兵士たちによるサバイバルだけを描いた前半は意外と見られる。しかし、途中から急に米軍侵攻に憤るイラク人の叫びが描かれたり、米軍による拷問に小隊が歯向かったり。そんな申し訳程度に社会派ぶった感じが胡散臭くて白けてしまいました。型通りとは言え、ラストとか一応ちゃんとしてるんですけどね。それと負傷した軍曹と吹替の長島雄一の声が合ってなかったなぁ。