悪 WARU 完結編

ワル 完結編 [DVD]

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三池崇史監督による「悪 WARU」‘最終章’の後編。前編の感想はこちら

死んだかに思えた氷室が生きていた! 極右グループが起こした米大統領夫人誘拐事件も単身解決した氷室は次々に仲間を増やしていくが…。

何と言うか。この手の映画にしては異常なテキストの量。それもかなり頭でっかち。そして描こうとしているモノと製作規模の落差がでか過ぎ。お陰で氷室が何をやろうとしているのか、どこに向かおうとしているのかが全然判らないし、感情移入も出来ません。ラスボスも最後に戦ったから判るくらい。やはり真樹日佐夫先生、自分で脚本を書くもんじゃないですよ。

三池らしさも話を消化するのに追われて、全然発揮出来てなかったなぁ。唐突に出て来て、何故か氷室のラストバトルの相棒になる小沢仁志(ブラジリアン柔術の使い手!)とか、エロエロ女弁護士役の栗原早記とか、この後編から出て来ただけでも結構面白いキャラがいただけに余計に残念です。

ラスト、氷室と対峙する真樹先生は滅茶苦茶絵になってるんだけどなぁ。