ヴァンパイア侍

ヴァンパイア侍 [DVD]

原題は'SHIRA:The Vampire Samurai'。半吸血鬼の侍の娘が現代のアメリカで吸血鬼狩りをするというブレードアクションです。

吸血鬼忍者(?)に襲われた侍の娘シラは、吸血鬼になるのを拒んで自決してしまう。しかし、その為に半吸血鬼半人間となって永遠の命を手に入れたのだ! 時代は流れて現代。吸血鬼狩りをしていたシラだったが、吸血鬼の方も彼女を狙っていた。古代の予言の書によれば、吸血鬼と半吸血鬼の結合によって日光の下でも自由に活動出来る最強の‘デイウォーカー’が生まれるというのだ!

パッケージには‘「ブレイド」×「キル・ビル」×「エレクトラ」!’というコピーが躍っていますが、おそらく製作者もそんな美味しいトコ取りを狙ったんでしょう。

しかし、まったく技量が追いついてないので全てがグダグダのダメ映画に。何故か判らないけど、どの場面でも一番肝心な絵を捕らえてないんですよね。

例えば敵を倒す時にどこをどう切って倒したのかとか、ベッドシーンでも顔と顔を近づけあっても髪の匂いを嗅ぐだけとか。本当にそんなのが延々と続くんでイライラしっぱなし。更に編集が酷いのか、時系列が全然判らない。

これでヒロインが可愛かったらまだマシだったんでしょうが、顎の張ったオバサンなんですよ。オッパイは披露するけど余り嬉しくはない程度の。

日本描写が間違ってるとか、そういうレベルにも達していない、アルバトロスが出すにしても酷い内容の駄作でした。