カリートの道 暗黒街の抗争

 ギャングスタ映画の傑作「カリートの道」の‘エピソード1’的作品。要するに前作でアル・パチーノが演じたカリートの若き日の姿を描いている訳。
'60年代のニューヨークの雰囲気も頑張って漂わしてるし、お色気要素も結構あり。その辺も含めて、まあ良く出来たVシネマって感じ(米本国でもビデオスルーの作品ですから)。
カリートの道」が傑作になったのはブチ切れ弁護士役のショーン・ペンの怪演があればこそだと思うのですが、今回そんなアブナイ匂いのするキャラがいなかったのは残念。カリートの相棒役のマリオ・ヴァン・ピーブルズは流石に雰囲気ありますが。